Industry 4.0の発祥地ドイツでは、コロナ禍にもかかわらず製造業のデジタル化投資が継続されている。ドイツ政府の「デジタル化・産業化プログラム」に基づく官民連携が成果を上げつつある。
Industrie 4.0プラットフォームの最新動向
ドイツのIndustrie 4.0プラットフォームは2020年、中小企業向けのデジタル化支援を強化。全国100か所以上の「ミッテルスタンド4.0能力センター」が、製造業の中小企業にAI・IoT導入の実践的支援を無償提供している。
GAIA-X構想と製造業データ主権
欧州では製造業データの主権を米中プラットフォームから守る「GAIA-X」構想が進行中。工場間でデータを安全に共有するためのクラウドインフラを欧州主導で構築し、Manufacturing-as-a-Serviceのエコシステム形成を目指す。
Harryの着眼点
ドイツの強みは「概念から標準化まで一気通貫で推進する」国家戦略の一貫性だ。日本は個別企業の努力は素晴らしいが、業界横断の標準化とデータ共有の仕組みが遅れている。GAIA-Xに相当する日本版の産業データプラットフォームを早急に整備すべきだと感じる。
出典:Plattform Industrie 4.0「Annual Report 2020」、ドイツ連邦経済省資料(2020年)