コロナ禍が加速するスマートファクトリー化――非接触・リモート監視が新常態に

COVID-19のパンデミックは製造現場に深刻な打撃を与えたが、同時に工場のスマート化・自動化を劇的に加速させた。2020年後半、日本を含む世界各国の製造業でリモートモニタリングや非接触センサーの導入が急増している。

リモート監視が「オプション」から「必需品」へ

従来はコスト削減の選択肢に過ぎなかったリモート工場監視システムが、密集回避・人員削減の観点から不可欠なインフラへと位置づけが変わった。シーメンスやロックウェル・オートメーションは、クラウド経由で工場全体の稼働状況を遠隔把握できるソリューションの需要急増を報告している。

日本製造業のリモート化実態

経済産業省の調査によれば、従業員300人以上の製造業のうち約40%が2020年春以降に工場IoTの導入を前倒しした。特に自動車・電機分野では、AI搭載カメラによる無人品質検査の試験導入が相次ぐ。

Harryの着眼点

「コロナがなければ5年後だった」という声をDX推進担当者から頻繁に聞く。危機が変革を強制した形だが、これを契機に属人的な現場管理から脱却できれば、長期的には競争力強化につながる。日本の製造業がこの機会を逃さないことを願う。

出典:経済産業省「製造業のデジタルトランスフォーメーションに関する研究会」報告書(2020年)

コメントを残す