2021年Industry 4.0振り返りと2022年展望――転換点を迎えた製造業デジタル変革

2021年はIndustry 4.0にとって転換点となる一年だった。コロナ禍が製造業のデジタル変革を加速させ、5G展開、デジタルツイン、AI品質管理、コボット普及、EV革命など多くの分野で実用化が飛躍的に進んだ。2022年はこれらの技術が統合され、真の「つながる工場」の実現が加速する年になるだろう。

2021年のIndustry 4.0を振り返る10大トレンド

①AIとビッグデータ活用の製造現場定着、②5G産業用プライベートネットワーク実用化、③デジタルツインの設計・製造・保守統合、④コボットの中小製造業への普及、⑤EV化加速とバッテリーサプライチェーン再編、⑥サプライチェーン可視化とレジリエンス強化、⑦OTサイバーセキュリティの重要性認識、⑧カーボンニュートラルとデジタル脱炭素の加速、⑨メタバース・XR技術の産業応用開始、⑩人材・リスキリング問題の顕在化。

2022年に向けたIndustry 4.0の展望

2022年は産業メタバースの具体化、量子コンピュータの産業実用化に向けた実証加速、サプライチェーンの地政学リスク対応、GX×DXの統合が主要テーマになると予測する。日本ではドローンのレベル4飛行解禁とデジタル田園都市国家構想が製造業の地方展開に新たな機会をもたらす。

Harryの着眼点

2021年を振り返ると、日本の製造業のデジタル変革は「検討」から「実装」のフェーズに確実に移行した。しかし欧米・中国との差は縮まっていない。2022年は「実装から成果へ」の年にしなければならない。Industry 4.0ジャパンとして、日本の製造業がこの挑戦を乗り越えるための情報発信と実践的支援を続けていく。

出典:WEF「The Future of Jobs Report 2020」、経済産業省「2021年版ものづくり白書」

コメントを残す