協働ロボット(コボット)市場が急拡大――人とロボットが肩を並べて働く時代

安全柵なしに人と同じ作業空間で動作できる協働ロボット(Collaborative Robot=コボット)の市場が2020年に急拡大している。UR(ユニバーサルロボット)、ファナック、安川電機が相次いで新製品を投入した。

コボット普及の背景

従来の産業ロボットは高額な安全柵と専門オペレーターが必要だったが、コボットは力覚センサーと速度制限機能により人との接触時に自動停止。中小製造業でも柵なし設置が可能になり、導入コストが大幅に低下した。UR社の最新機種は150万円台から。

食品・物流分野での急速普及

食品製造では衛生面と繊細な取り扱いが求められるが、コボットの力制御技術が進化し、豆腐のパッキングや和菓子の箱詰めといった繊細作業への対応が可能になった。ECの急拡大に伴い物流倉庫でのピッキング作業への導入も加速している。

Harryの着眼点

コボット導入で最も嬉しい声は中小製造業から聞こえる。「専任ロボットエンジニアがいなくても動かせる」という使いやすさが革命的だ。一方で、コボットの導入は「人の代替」より「人の負担軽減」と位置づけることが職場定着の秘訣だと現場を見て実感している。

出典:MarketsandMarkets「Collaborative Robots Market」(2020年)、UR Japan社資料

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