スマートファクトリーのサイバーセキュリティ脅威が急増――OTネットワークが標的に

工場設備のネットワーク接続が進むにつれ、製造業を狙ったサイバー攻撃が急増している。2020年は自動車・食品・製薬メーカーへのランサムウェア攻撃が相次ぎ、製造ラインの停止という深刻な被害が発生した。

OT(制御技術)への攻撃が急増

IT(情報技術)ネットワークとOT(工場制御)ネットワークの境界が曖昧になる中、PLCやSCADAシステムを標的にしたマルウェアが急増。HONEYWELLの調査によれば、製造業を対象にしたサイバー攻撃件数は2020年に前年比300%増加した。

本田技研へのランサムウェア攻撃

2020年6月、本田技研工業がランサムウェア「SNAKE」による攻撃を受け、国内外11工場の操業を一時停止。サイバー攻撃が物理的な製造ライン停止につながった典型事例として、製造業界に衝撃を与えた。

Harryの着眼点

スマートファクトリー化のリスクとして、セキュリティは後回しにされがちだ。「まず繋いでから考える」では遅い。工場DXの設計段階から「セキュリティ・バイ・デザイン」を組み込む文化を根付かせることが急務だ。特に中小サプライヤーが大手の弱点になるリスクを見逃してはならない。

出典:HONEYWELL「Industrial Cybersecurity USB Threat Report 2020」、IPA「製造業のサイバーセキュリティ対策」

コメントを残す